本小松石製、八寸角竿石に文字の彫刻(サンドブラストによる彫刻の手順)

2016年10月13日

こんにちは。本小松石のお墓を、産地の湯河原町にて製作しています、菅井石材の菅井です。

本日は、いよいよ来週に町田市の寺院墓地に建てさせていただきます、本小松石製 八寸角石塔に文字と家紋を彫刻しました。

以前から、お客様に文字の彫刻のやり方について質問をいただいておりましたので、今日は弊社の文字の彫刻、サンドブラストの手順を八寸角の竿石を使用して、ご説明させていただきます。

(サンドブラストとは、鉄砂をコンプレッサーなどで高圧に圧縮した空気を送り、対象物に吹き付ける工法です。)

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こちらの黄緑色をしたシートは、裏面がシールのように粘着するようになっている、厚さ3mm程のゴムシートです。

今回、竿石に彫ります文字は「南無阿弥陀佛」です。文字はゴムシートに下準備の段階でカッターにて切られております。

そのゴムシートの文字の縦心と竿石の縦心がズレないように丁寧に竿石に貼り付け、カッターにて刻んだゴムシートの文字を、間違えのないよう注意しながらくり抜きます。

 

準備が整いましたら、工場の移動です。

弊社の工場は、製作などほとんどの作業は湯河原町鍛冶屋工場にて作業しておりますが、このサンドブラストの彫刻は、同じ湯河原町の兎沢工場にて作業しております。

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こちらが弊社の通称「字彫り小屋」になります。あまり見かけなくなりましたが、電話ボックス4つ分くらいの大きさです。

この小屋の中に彫刻する石を入れ込み、小屋の右外側から手、ホースを入れ彫刻します。

 

 

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こちらのコンプレッサーで空気を高圧に圧縮します。

 

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そして鉄砂の入ったこちらのタンクへ圧縮した空気を送り、小さな穴の空いたノズルをつけた高圧用のホースで、勢いよく鉄砂を吹き付けます。

 

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彫刻中にゴムシートが剥がれてしまわないように、ローラーを使い再度入念に貼り付けます。

 

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いざ、彫刻の開始です。手と高圧ホースを小屋の中に入れ、非常に小さな窓から目で確認し、鉄砂を吹き付けます。

文字を刻んでいる小屋の中の様子は、砂ぼこりのような状況なので写真には上手く撮れませんでした。

 

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無事に彫りあがりましたので、ゴムシートを剥がし、鍛冶屋工場へ運び、彫り上がった石を重ねます。

 

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おかげさまで、素敵な本小松石製 八寸角石塔が完成しました。

お施主様に見ていただける日がとても楽しみです。

 

このように弊社では、本小松石の原石の仕入れ〜工場での加工製作〜文字や家紋などの彫刻〜墓地での据え付け作業まで、お墓造りの全ての工程を弊社のみで責任を持って努めております。

間に他の業者さんを挟まないことや企業努力により、とてもお求め安いお値段で本小松石のお墓を造らせていただいております。

 

本小松石にご興味のあります方や、お墓造りの各工程をご見学されたい方は、お気軽に工場見学へお越しください^^

 

有限会社菅井石材
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有)菅井石材 担当:菅井(すがい)

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